― 現場から見た、日本文化と海外市場のリアル ―
文化・食・地域性を軸に、海外の現場で得た実務的な知見と考察の記録。
本レポートは、西田卓が海外の現場で実際に経験した商談、文化交流、視察、イベント運営、料理人との対話などを通じて得た学びや気づきを記録としてまとめたものです。
単なる活動報告ではなく、日本文化や地域性、食文化の本質が海外でどのように受け止められているのかを現地視点から捉え直し、今後の海外展開を検討されている企業様や自治体様にとって実務的な参考資料となることを目的としています。
活動の一部には、日本の歴史・文化・地域性を実体験として学ぶ研修型プログラム
「WABITABI」の取り組みも含まれており、観光とは異なる視点から日本文化の価値を伝える実践的な活動として継続しています。
ここに記載されている内容は、現地での対話や経験から得た個人的な考察であり、特定の団体や企業の公式見解ではありません。海外の現場で感じたリアルな温度感が、これから挑戦される方々にとって小さなヒントとなれば幸いです。
① 日本酒文化イベントおよびWABITABI報告会を実施
― 高付加価値体験としての日本文化発信の可能性について
今回のリオデジャネイロ滞在では、日本酒ソムリエ、現地レストラン関係者、そして酒サムライ(農林水産省認定・日本食普及の親善大使)と連携し、日本文化と日本酒の魅力を伝える特別イベントを実施しました。本企画は、昨年日本を訪れた酒ソムリエとのご縁をきっかけに実現したものであり、WABITABIの活動報告を兼ねた文化交流イベントとして開催されました。

WABITABIは、日本の歴史や文化、地域性の本質を実務体験として学ぶことを目的とした研修型プログラムであり、観光とは異なる視点から日本文化の理解を深める取り組みとして活動しています。
本イベントは、現地でも比較的高価格帯に位置づけられる内容であり、単なる食事会ではなく、「日本文化の本質を体験する機会」を提供することを目的として設計しました。参加者は日本文化や日本食に高い関心を持つ層が中心で、価格以上に体験価値を重視する来場者が多かった点が印象的でした。
会場では、日本酒の背景や地域性、歴史的文脈などについて紹介しながら、実際の料理とのペアリングを通じて文化としての日本食を体験していただきました。単に味を楽しむだけでなく、日本の精神性や「本物を知ること」の重要性についても対話を重ねる場となり、来場者からは深い関心と多くの質問が寄せられました。









●プレゼンター
Alexandre Iida:https://www.instagram.com/adegao/
jade mayworm:https://www.instagram.com/jademayworm/
Suguru Nishida:https://www.instagram.com/suguru_coaching/
●会場:@elenahorto https://www.instagram.com/elenahorto/
●企画:@wabitabi.tour https://www.instagram.com/wabitabi.tour/
また、本企画はWABITABIの取り組みを現地で共有する機会でもあり、日本を訪れた体験や、地域文化と人との出会いがどのように価値へ変わっていくのかについて報告しました。日本文化を単なる観光資源として消費するのではなく、学びや体験として深く理解することの意義について、参加者と共に考える時間となりました。
今回のイベント企画は、Jade Mayworm氏を含むAlexandre Iida氏行が、昨年10月に日本を訪れ、体験・学びを深めた内容を元に構成されています。
ブラジル市場において、日本食イベントは数多く存在しますが、今回のように文化背景や思想まで踏み込んだ内容はまだ多くありません。価格帯が高額であっても、本質的な体験価値を求める層は確実に存在しており、日本文化の伝え方次第で新たな可能性が広がることを実感しました。今回得られた知見の裏付けは、今後の海外展開を視野に活動されている企業様や、可能性を模索されている自治体様にとって、実務的な判断の一助となる大切な材料になるのではないかと考えています。
【WABITABIツアーの様子】







本レポートは、西田卓として現地実務の中で得た学びと考察の記録として共有掲載するものです。少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
【西田卓|Suguru Nishida】Cultural Field Architect:
ー文化は運ぶものではなく、人の出会いの中で育つもの。ー
日本文化・地域性・食文化を軸に、海外市場との架け橋となる活動を続けている実務家。
これまで日本と海外を結ぶ現場で、文化交流、食文化プロジェクト、海外進出支援、地域ブランドの発信など、多様な分野に携わってきました。
単なる輸出入やイベント企画にとどまらず、「文化の背景や思想まで理解して伝えること」を大切にし、現地の料理人や生産者、企業、行政関係者との対話を重ねながら、日本文化の価値を実践的な形で届けています。
現在は、日本の歴史・文化・地域性の本質を現場体験として学ぶ研修型プログラム「WABITABI」を主宰。観光とは異なる視点から、日本文化を深く理解する機会を提供するとともに、海外との新しい文化交流の形を模索しています。
海外の現場で得た経験や学びは、「西田卓|海外実務レポート」として記録し、これから海外展開を目指す企業や自治体に向けた実務的な知見として発信しています。
文化は一方的に届けるものではなく、人との関係の中で育つもの。
日本と世界をつなぐ“対話の場”をつくり続けることを、現在の活動の軸としています。